不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

#ジャズ

傑出したジャズギタリスト・馬場孝喜を知った。

NHK-FMの「ジャズ・トゥナイト」を聴いた。 深夜の放送なのでそのまま眠ってしまう時もあるが、今 回は最初から最後まで聴くことが出来た。 この日はリクエスト特集だった。 有名曲や珍しい曲など聴いていて楽しい選曲だった。 その中でも、大きく耳を惹かれ…

ジャズ・ハーモニカの新星を発見した。

私はネットラジオを聴いていた。 テンポの速いジャズだ。 リーダーはハーモニカのようだ。 ハーモニカ・ジャズか。 珍しいな。 注意して聴いてみる。 なかなか良いな。 ハーモニカの音色も綺麗でアドリブソロも歯切れがよ く軽快である。 何というミュージシ…

ロリンズ祝賀コンサートにコルトレーンの息子が参加。

私はソニー・ロリンズの受賞祝賀コンサートの映像が他に はないかと検索していた。 見つかったのは、3人のテナー・サックス奏者をフィーチャー しての特別バンドである。 このメンバーも豪華である。 テナーサックスに、ラヴィ・コルトレーン、ジェームズ・…

ドナルド・フェイゲン、ジャズを弾く。

昨日の記事のソニー・ロリンズ氏の受賞を祝うコンサ ートでは、大物ミュージシャンが参加し演奏を披露した。 (以下敬称略) ジャズ・ミュージシャンが中心だが、その中にはロック・ ミュージシャンも混じっていた。 ドナルド・フェイゲンである。 フェイゲ…

ソニー・ロリンズの受賞スピーチ。

昨日の深夜、ラジオでソニー・ロリンズが特集されて いた。 ロリンズは、ジャズの最大の巨人の1人である。 テナーサックスでは、並ぶ者はいたとしても、ロリン ズ以上のミュージシャンは一人もいない。 ロリンズは、いくつだろうか? 1930年生まれだから、8…

インド・パキスタン音楽とジャズ。

サッチャル・ジャズ・アンサンブルを聞いて(ほぉ、なか なか面白いな)と思った。 インド風の楽器編成でジャズを演奏するというのは、 耳新しい。 リズムを複数台のタブラだけでとる。 ドラムスが無いのだ。 普通のジャズのコンボにタブラを追加のパーカッ…

サッチャル・ジャズ・アンサンブルと寂しい数字。

パキスタンのバンド、サッチャル・ジャズ・アンサンブルは それなりに話題にはなってはいる。 パキスタンの伝統音楽・民族音楽を演奏していたミュー ジシャンたちが、新天地を求めて外国でジャズに参入する。 彼らの奮闘はドキュメンタリー映画にもなってお…

サッチャル・ジャズ・アンサンブル。

先日のNHK-FM「TOKYO JAZZ 2016」では、興味深 いバンドがいた。 パキスタンのサッチャル・ジャズ・アンサンブル Sachal Jazz Ensembleである。 パキスタンは元はインドだったが、インド北部のイス ラム教信者が独立したイスラム教の国である。 イスラム教…

渡辺貞夫を聴いた。

昨日はNHK-FMで正午15分から午後10時までの「TOKYO JAZZ 2016」を聞いた。 番組大半がジャズ・ライブの生放送で占めており、なか なか楽しめた。 今年は妙なフュージョン・バンドやファンク・バンドの出演 はなく、ジャズ本流の演奏がほとんどだった。 こう…

シールマンスの「柳よ泣いておくれ」

今日もトゥーツ・シールマンスのギター演奏を紹介す る。 いろいろネットで検索すると、シールマンスのギター 演奏がいくつもヒットする。 私はシールマンスの大ファンであるが、知らないこと も多々ある。 盤についても同様である。 検索していると「へぇ…

シールマンスの「スペインの蚤」

トゥーツ・シールマンスと言えばハーモニカであるが、 今日もギター演奏を取り上げる。 検索すると、シールマンスのギターは、ライブ映像こ そ少ないが、スタジオ録音の盤はいろいろとアップされ ている。 巨匠となってからはハーモニカ専業の盤ばかりだが、…

トゥーツ・シールマンスのギター演奏。

偉大なジャズ・ミュージシャンであるトゥーツ・シールマン ス氏がお亡くなりになった。(以下敬称略) トゥーツ・シールマンスはハーモニカの巨人である。 その名演は広く知られている。 だが、シールマンスは、元々はジャズ・ギタリストととして 音楽活動…

ジェレミー・スタイグも日本在住だった。

昨日はサー・チャールズ・トンプソン氏の逝去の記事を 記した。(以下敬称略) 訃報はもう一つある。 日本在住の有名ジャズ・ミュージシャン・ジェレミー・スタ イグも先頃亡くなっている。 この知らせも私はNHK-FMの「ジャズ・トゥナイト」で知っ た。 4月1…

サー・チャールズ・トンプソン氏、ご逝去。

NHK-FM「ジャズ・トゥナイト」を聴いた。 番組後半のトピックスのコーナーで訃報が伝えられた。 ベテラン・ジャズ・ピアニスト・サー・チャールズ・トンプソ ン氏が6月16日にお亡くなりになった。(以下敬称略) 98歳だった! 驚きの98歳である。 ジャズ・ミ…

「フィンガーズ・イン・ザ・ウィンド」を聴いた。

私はネットラジオを聞いていた。 その番組は、毎回文化人のゲストを招いてのインタビ ューがメインである。 トークの合間にゲストのおすすめ曲を紹介する。 クラシックからジャズ、ロック、ポップス、フォーク等、そ のジャンルは多様である。 今日のゲスト…

ドン・バグレーの「ミス・マイナー」

私はNHK-FM「世界の快適音楽セレクション」を聴 いていた。 いつもながら気の利いた選曲で番組は進んでいく。 次はジャズの曲らしい。 ベーシストのドン・バグレーの演奏と言ってる。 ドン・バグレー? 知らないなぁ。 最近の人かな? 演奏が始まった。 おぉ…

フィル・ウッズ氏、ご逝去。その⑦

私は当ブログで「フィル・ウッズは、熱い男で ある」とたびたび記してきた。 それには明確な根拠がある。 以下は2011年11月20日当ブログに掲載された 記事の再録である。 昨日のブログ記事に頂戴したコメントに関連 したことを忘れないうちに記しておくこと…

フィル・ウッズ氏、ご逝去。その⑥

私はフィル・ウッズのファンである。 私がジャズを聞きはじめの頃のことである。 ラジオのジャズ番組を聞いていると出演者たちがし きりに「ひりゅうずが~」「ひりゅうずの~」と話している。 ひりゅうず? 飛竜頭? 豆腐の加工食品で別名がんもどきのこと…

フィル・ウッズ氏、ご逝去。その⑥

フィル・ウッズといえば、チャーリー・パーカー没後 に、未亡人となった中国系アメリカ人の様な名前を 持つチャンと結婚したとされている。 このエピソードは、多くの訃報記事でも語られてい る。 師と仰ぐパーカーの残された夫人と結婚してしまう、 ありそ…

フィル・ウッズ氏、ご逝去。その⑤

フィル・ウッズは、熱い男である。 ライブでも音盤録音でも、常に沸騰するようなプレ イを聞かせる。 かつて、チャーリー・パーカーへのトリビュート・コン サートが開かれた。 80年代の終わり頃のことだったと思う。 ディジー・ガレスピーを中心にトリビ…

フィル・ウッズ氏、ご逝去。その④

フィル・ウッズの多くの訃報記事で語られている通り、 ウッズはスティーリー・ダンの作品にも参加している。 曲は「ドクター・ウー」で、哀調を帯びた美旋律にマッチ したウッズの名ソロを聞くことができる。 スティーリー・ダンの中心人物であるウォルター…

フィル・ウッズ氏、ご逝去。その③

フィル・ウッズは、ジャズのトップ・ミュージシャンであるが、 その演奏はジャズファン以外にも広く知られている。 ウッズは、多くはないがポップス、ロックのミュージシャン の盤の録音にも参加している。 その中で圧倒的に有名なのはビリー・ジョエルの「…

フィル・ウッズ氏、ご逝去。その②

フィル・ウッズが米国のジャズ・クラブに出演して いた時のことである。 こんな声が聞こえてきたそうである。 「白い奴がバードのまねをしやがって」 その声は敵意に満ちていた。 バードとは、チャーリー・パーカーのニックネーム、 別名である。 ウッズは、…

フィル・ウッズ氏、ご逝去。その①

ジャズ・アルトサックス奏者フィル・ウッズ氏が、9 月28日米国ペンシルバニア州ストラウズバーグでお 亡くなりになった。(以下敬称略) ウッズは、この9月4日にピッツバーグにおいてチャ ーリー・パーカーの名盤「ウイズ・ストリングス」を再 現する趣向の…

オーネット・コールマン氏ご逝去。

ジャズ・アルトサックス奏者オーネット・コールマン 氏が逝去された。(以下敬称略) コールマンと言えばフリー・ジャズの創始者である。 コールマン登場以前には、フリー・ジャズという音 楽は存在しなかった。 一切無かった。 それに近いものすら無かった…