私はネットラジオを聞いていた。
その番組は、毎回文化人のゲストを招いてのインタビ
ューがメインである。
トークの合間にゲストのおすすめ曲を紹介する。
クラシックからジャズ、ロック、ポップス、フォーク等、そ
のジャンルは多様である。
今日のゲストが曲を紹介した。
ローランド・カークの自作自演だ。
曲が始まる。
フルート中心の演奏曲のようだ。
ほぉ、なかなか良い曲だな。
美旋律がフルートによって、より引き立つ。
ローランド・カークはこういう曲も作るのか。
私のこれまでの印象だと、カークは賑やかな曲ばかり
の人というものである。
騒々しくはないが、とにかく賑やかなのだ。
ネットに演奏はないかと探してみる。
あった。
この盤のジャケットならよく知っている。
カークの代表作のひとつである。
なるほど、こういう演奏が入っていれば名盤と言われ
るだろうなぁ。
Fingers in the Wind という曲である。
また、良い曲と巡り合うことができた。