不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

#洋楽

キース・エマーソン、ヒナステラと会う。

キース・エマーソンは、エマーソン・レイク&パーマー 時代に、クラシックの作曲家の曲を多く取り上げている。 クラシックの曲をロックのバンドサウンドにアレンジし 演奏した。 クラシックの中でも近現代の作曲家の作品を積極的 に取り上げている。 アルゼ…

ジョージ・マーティン氏、ご逝去。

偉大な音楽プロデューサー・ジョージ・マーティン氏がお亡く なりになった。(以下敬称略) 90歳だった。 ポール・マッカートニーが故人をしのぶコメントを発表している。 「親愛なるジョージ・マーティンが亡くなったと聞き、とても 悲しい。この偉大な人と…

ボーイズ・タウン・ギャングを初めて見た。

ネットを歩いていたら、ヒット曲に行き当たった。 ボーイズ・タウン・ギャングの「君の瞳に恋してる」 である。 この曲はもともとは1967年にフランキー・ヴァリが 歌って大ヒットした曲である。 その後多くのヴォーカリスト、グループによってカバ ーさ…

ミック・ジャガー唱法のオリジナル。その②

ミック・ジャガーの歌い方は独特である。 うまいのか、下手なのか、よくわからない。 (下手な歌手だな)と思っておられる方も少なく ないのではないだろうか。 私もローリング・ストーンズを聞き始めた頃には、 そう思っていた。 ジャガーは華はあっても歌…

「グルダ変奏曲」と小曽根真

年末年始はラジオ放送も特別編成となる。 FMでは、NHK-FMでピアニスト・フリードリヒ・グルダ を特集した番組が三日連続で放送された。 「グルダ変奏曲」と題され副題に「~名盤を通して知 る大芸術家~」とあった。 初日は大晦日の朝8時15分から10時50分…

馴染みの番組終わる。

春は放送の番組改編期である。 テレビは秋冬と番組改編があり、ラジオは原則春 一回のみである。 わが家にはテレビが無い。 今のテレビがどうなっているのかは、よくわからな い。 一方ラジオは私の生活の友である。 私が何年も聴いてきた番組が3月末で終わ…

羽生選手のショートプログラム曲・その②~フーチー・クーチー・マン

フィギュアスケート・羽生結弦選手のショートプログ ラムでの使用曲は、ゲイリー・ムーア作曲・演奏の 「パリの散歩道」で始まる。 そして別の曲に繋げる編集がされている。 その曲は「フーチー・クーチー・マン」である。 と言っても、「フーチー・クーチー…

羽生選手のショートプログラム曲・その①~パリの散歩道。

私は理由があって普段はあまりスポーツ中継を見な い。 興味がまるで無い、というわけではない。 今や世界のトップレベルにある日本のフィギュアスケ ートも、結果をニュースで知る程度である。 競技自体にも詳しくはない。 ただ私としては日本男子フィギュ…

ボビー・ブランド氏、ご逝去。

ブルースの大スター・ボビー・ブランド氏が、6月23 日テネシー州メンフィスの自宅でお亡くなりになった。 (以下敬称略) 83歳だった。 私はブルースは、それほど詳しくないが、さすがに ボビー・ブランドは知っている。 ブルース歌手は楽器兼業が多い。 ギ…

フィル・ラモーン氏、ご逝去。

米国の著名な音楽プロデューサー・フィル・ラモー ン氏が3月30日ニューヨークでお亡くなりになった。 (以下敬称略) 79歳だった。 ラモーンといえば、70年代以降のポップス黄金時 代に大ヒットを連発した名プロデューサーである。 「ヒット曲、ヒットアルバ…

大爆笑トークのシナトラ。

10日ほど前の夜、私はネットラジオを聞いていた。 7時からはフランク・シナトラのライブが始まった。 これは、この日だけの特別番組のようだ。 シナトラはオープニングから2曲続けて歌った。 うまいなぁ。 さすがシナトラだ。 その後、何か話し始めた。 トー…

「今日は1日”ハードロック・ヘビーメタル”三昧4」放送。

本日、昼の12時15分から夜11時までNHK- FMで「今日は1日”ハードロック・ヘビーメタル” 三昧4」が放送される。 この三昧シリーズは、基本的に祝日に放送さ れるのだが、今回は珍しく日曜日放送である。 4となっているように、この長時間番組は今回 で4回目…

ドゥービー・ブラザーズ・解散コンサートが無料公開中。

無料動画サイトGyaO!で”ザ・ドゥービー・ブラ ザーズ 「フェアウェル・ライヴ ~ライヴ・アット・ ザ・グリーク・シアター 1982」”が12月31日ま で公開されている。 これは、イーグルスと並び称されるアメリカを 代表するバンド、ドゥービー・ブラザーズ…

ドラマー出身のヴォーカリスト、歌うドラマー ロック編

今回は、ロック編である。 まずは、エアロスミスのスティーブン・タイラーで ある。 彼は、エアロスミスでは一切ドラムは叩かない のだが、一回だけその演奏を披露したことがある。 それは、リンゴ・スターのソロ・アルバムに収録 されている”ラブ・ミードゥ…

ドラマー出身のヴォーカリスト、歌うドラマー ポップス編その②

”ドラマー出身のヴォーカリスト、歌うドラマー ポップス編”の第2回は、カーペンターズのカレ ン・カーペンターである。 この人が元ドラマーだということは、よく知られ ている。 カレンがドラムを始めたのは高校生の時である。 その高校では体育の授業を取…

ドラマー出身のヴォーカリスト、歌うドラマー ブラックミュージック編

この企画を載せるに当たって、いろいろと調べて みた。 情報の基本は私のおぼろげな記憶にあり、それ をネットで確認していくというものである。 ”元ドラマーの歌手”という括りで特集しているサイ トも特に無かった。 そのようなことを気にする人が世の中に…

ドラマー出身のヴォーカリスト、歌うドラマー ポップス編

”ドラマー出身のヴォーカリスト、歌うドラマー”今 回はポップス編である。 私が、最初に思いついたのが、アース・ウィンド &ファイアのモーリス・ホワイト氏である。(以下敬称略) ホワイトはEW&Fのリーダーでソング・ライターそ してヴォーカリストとして…

牛が聞きに来るジャズ。

先日、ネットで次のような映像が紹介されて いた。 フランス南東部ローヌアルプ地方、リヨンの南 東85㎞に位置するオトゥランの牧場での出来事 である。 オトゥランは緑に恵まれた空気のうまそうな土 地のようだ。オトゥランの公式ウェブサイト そこにある…

”モダンジャズ・ベストアルバム25選”を聞いて。

深夜のFM○○では”BIG SPECIAL”という 番組が放送されている。 この番組は深夜1時から4時までの生放送で 東京FMが制作している。 当県のFM○○では、それをそのまま放送。し ている 今週は”モダンジャズのベストアルバム25選” という企画だっ…

フィービー・スノウ氏、ご逝去。

当ブログでは私が大好きな人が亡くなった時には 関連した記事を「遠ざかる足音」という書庫に入れ ている。 そうした人達とは別に私がそれほど詳しくはないが、 書いておこうと思った人もいる。 だが今までは、そうした自分が詳しくない人につい ては記事に…

エンジニア・ロジャー・ニコルス氏、ご逝去。その21

エンジニア・ロジャー・ニコルスは、再結成後 のスティーリー・ダンの来日公演に何回か音響 担当として同行している。 私が確認したのは1994年、96年、2000 年の3回である。 ニコルスは、レコード録音だけではなく、そう したライブの場でも活動…

エンジニア・ロジャー・ニコルス氏、ご逝去。その⑳

エンジニア・ロジャー・ニコルスはある音楽誌 から「録音においてアナログとデジタルのどち らが優れていると考えていますか?」という問 われたことがある。 ニコルスは、アナログ録音において頂点を極 めたエンジニアであり、デジタル録音の機器や ソフト…

エンジニア・ロジャー・ニコルス氏、ご逝去。その⑲

現在の音楽CDの規格は16bitであるが、これ はCDが誕生した時の技術レベルを元にしており、 現在ではそれ以上のbit数のCDを作ることは技 術的には難しくはない。 再生装置などとの絡みで、この16bitという規 格は守られている。 bit数が増え…

エンジニア・ロジャー・ニコルス氏、ご逝去。その⑱

エンジニア・ロジャー・ニコルスにマスター・テー プの不備を指摘されたMCAは、すぐにマスター・ テープを交換した。 これは、MCAが最初から意図してコピーされた マスター・テープを使用していたのか、うっかりミ スなのか、その点についてはMCAが説明して…

エンジニア・ロジャー・ニコルス氏、ご逝去。その⑰

ロジャー・ニコルスは、スティーリー・ダンのCD がオリジナル・マスター・テープによってプレスさ れていない、とレコード会社のMCAを告発したこ とがある。 スティーリー・ダンの70年代にアナログ録音 されたアルバムが最初にCD化された時に、2番 手…

エンジニア・ロジャー・ニコルス氏、ご逝去。その⑯

エンジニア・ロジャー・ニコルス夫人であるコ ンラッド・リーダーについて、調べていたらいく つかわかったことがあったので記しておく。 コンラッドは、故郷で音楽教育について学ん でいたが、自身がスターになる夢を捨てきれず、 ニューヨークに出た。 そ…

エンジニア・ロジャー・ニコルス氏、ご逝去。その⑮

エンジニア・ロジャー・ニコルスについて記す に当たって、ネットで調べてみた。 ロジャー・ニコルスは、ジョン・デンバーと公 私共に仲が良かった。 このことについては、既に先日の当ブログに 記している。 ニコルスはデンバーのアルバムのエンジニア リン…

エンジニア・ロジャー・ニコルス氏、ご逝去。その⑭

エンジニア・ロジャー・ニコルスは、どのような エンジニアだったのか。 私は、音響業界史上における最高のエンジニ アだと捉えている。 ニコルスは唯一無二の才能の持ち主だとみて いる。 かなり優れたエンジニアでも既製の機材を上手 に使うことにより、最…

エンジニア・ロジャー・ニコルス氏、ご逝去。その⑬

スティーリー・ダンの中心メンバーであるウ ォルター・ベッカーとドナルド・フェイゲンは、 気難しそうな人達のようである。 アメリカ人でロック・ミュージシャンという先 入観からは大きく外れている。 ロックミュージシャンと言うより、研究がうま くいっ…

エンジニア・ロジャー・ニコルス氏、ご逝去。その⑫

スティーリー・ダンは今でこそロック史上屈指の バンドとしての地位を得ているが、そこに至るま での道のりは平坦なものではなかった。 しかし苦難もあったが、幸運もあった。 スティーリー・ダンが天才エンジニアであるロジ ャー・ニコルスと出会ったことは…