昨日はサー・チャールズ・トンプソン氏の逝去の記事を
記した。(以下敬称略)
訃報はもう一つある。
日本在住の有名ジャズ・ミュージシャン・ジェレミー・スタ
イグも先頃亡くなっている。
この知らせも私はNHK-FMの「ジャズ・トゥナイト」で知っ
た。
4月13日、73歳だった。
スタイグは、日本人女性アサコさんと結婚し、4年ほど
前に横浜に移住していた。
スタジオ付きのお宅に住み、音楽活動をされていた。
上記のことは、スタイグの訃報とともに伝えられた情報
とともに初めて知った。
ジェレミー・スタイグが日本に住んでいたとは、少しも知
らなかった。
驚きである。
スタイグほどの大物なら、NHKとかに声をかければ、ラ
イブ番組の一つや二つすぐに制作されたであろう。
テレビ、ラジオに引く手あまたであろう。
だが、そうならなかったのは、スタイグ・サイドがあえて
接触をしなかったものと思われる。
世界のスタイグにとって、日本・東京など小さなローカ
ルエリアでしかない。
音楽活動歴を調べてみると、スタイグはプラスチック・
オノ・バンドにも参加していることがわかった。
オノ・ヨーコのアルバム「Feeling the Space」である。
だが、スタイグと言えばやはりビル・エヴァンスとの共
演したあのアルバムであろう。
インパクト十分のエモーショナルな演奏である。
あぁ、日本にお住まいなら言ってくれれば良かったのに。
スタイグのフルートがフィーチャーされた一曲。
オノ・ヨーコの盤なのに、意外にまともな音楽が聴くことができる。
スタイグと言えば、この盤が思いうかびます。