不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

#病院・診療所

特定検診に行った。その⑥

医師は私の方を向くとシャツを上げるように言った。 体前面に聴診器を当て、向きを変えさせ背面にも 当てた。 医師は思っていた以上に若かった。 年齢はわからない。 おそらく40代だろう。 この医院はこの医師で何代目かになる。 だが、お坊ちゃん風にはなっ…

特定検診に行った。その⑤

私は廊下の長椅子で待つ。 看護士が寄ってきて私に声をかけた。 「フジヤさん、診察室へお入りください。長いことお 待たせしましたね」 普通だったらそろそろイライラし始めるほど待たさ れたのだが、何故か今回はそうならなかった。 私は診察室に入る。 こ…

特定検診に行った。その④

次は血圧測定と採血だった。 血圧測定は特に何もなく終わった。 さて採血である。 私は採血は苦手である。 注射針を刺しているところや吸引中の注射器を見 ていられない。 採血中は顔を違う方向に向けている。 ほんの少しではあるが、チクリと痛いのも嫌なの…

特定検診に行った。その③

待っていると名前を呼ばれた。 時刻は8時55分、予約時刻の9時よりも5分早い。 私は呼び出した看護士さんのあとについて、診察 室へと続く廊下に行った。 こうした病院の廊下は、暗いイメージが多い。 ここもあまり明るくはない。 暗い廊下を歩いて診察室に出…

特定検診に行ったその②

私は診察券と問診票を受け付けに提出した。 診察券は予約の際に作られたものだ。 検診だけなのに診察券を作るのか。 「今後、体の具合が悪くなったら当院利用をするよ うに」 「検診で問題点が発見されたら、当院で治療しなさ い」 そういうことなのか? あ…