不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

#音楽レビュー

バリー・マイルス ”ホワイト・ヒート”

ネットを歩いていると、いろいろなミュージシャンを知る ことになる。 バリー・マイルスというジャズ・クロスオーバーのピアニ スト・キーボード奏者もその一人である。 バリー・マイルスとは聞いたことがあるような無いような 名前である。 ビートルズの伝…

マン&ホーキンス「Me And Some Drums」

私はネットラジオをよく聞いている。 先日は、海外のジャズの番組を聞いていた。 この日は往年の名曲・名演が80%、最近の演奏・録音 が20%だった。 番組中盤で聞き慣れないサウンドの演奏が流れきた。 テナーサックスが、聞いたことのないフレーズを続…

ジャン=エフラム・バヴゼ

フレンチ・ピアニズムの巨星ジャン=エフラム・バヴゼ。ハイドンの協奏曲集(CHAN 10808)に続く古典派協奏曲は、モーツァルトのピアノ協奏曲集がスタート! 共演者はハイドンと同じく、タカーチ弦楽四重奏団の創設者でもあり、近年は指揮者として活躍を広げてい…

スワヴェク・ヤスクウケを聴いた。

私はラジオを聴いていた。 おぉ、なかなか良いサウンドだな。 これはピアノか? ちょっと違う音に聞こえる。 ギターのようなの撥音楽器の音に聞こえる。 ネットで調べると、それはスワヴェク・ヤスクウケと言 うピアニストの演奏だった。 ピアノの独奏とある…

ラウタバーラの「神話」

私はネットラジオを聴いていた。 海外のクラシックのチャンネルである。 「次の曲は最近亡くなったラウタバーラの曲です。・・・」 おぉ、ラウタバーラか。 フィンランドの作曲家エイノユハニ・ラウタバーラである。 この北欧らしい名前の作曲家は、フィンラ…

㊗ 市川由紀乃、紅白出場決定。

市川由紀乃氏が今年のNHK紅白歌合戦の出場を決めた。 (以下敬称略) 彼女の力量を知る者としては「やっと」「ようやく」という感 が強い。 もっと早くに出場していても良い歌手である。 10年、否、20年遅い。 市川本人は、もっと早く出たかったことだろ…

次は入幕。

22日深夜2時台のNHK「ラジオ深夜便」は「ロマンチック・ コンサート クラシックへの誘い:日本人演奏家の作品 から」だった。 日本人演奏家の中でもピアニストに絞っての特集だっ た。 最初は横山幸雄氏のショパンだった。(以下敬称略) 次は岡田博美だった…

グレツキの合唱曲。

私はネットラジオを聞いていた。 いつもの海外のネットラジオなので、曲紹介は注意して いないと、詳細は聞き取れない。 合唱曲が始まった。 「マリア~、マリア~」と歌っている。 キリスト教関連の曲のようだ。 一定の旋律の繰り返されていく。 これはなか…

グルダ、エマーソン・レイク&パーマーを聴く。

キース・エマーソンには、多くのファンがいた。 その中にはプロのミュージシャンも数多くいた。 フリードリッヒ・グルダもその一人である。 グルダはクラシック・ピアノの巨匠である。 グルダはエマーソンのグループ、エマーソン・レイク& パーマーのライヴ…

シューベルト・三つの小品 D946

私はネットラジオを聞いていた。 オーストラリアのクラッシック番組である。 その番組の最後にピアノ曲がかかった。 ほぉ、なかなか良い曲だな。 哀愁あふれる美しい旋律が続いていく。 聞いたことがない曲だなぁ。 でも、どこかで聞いたことがあるような気…

ブルーグラスでロック・オペラ。

土曜日の朝なのでNHK-FMの「ウィークエンド ・サンシャイン」を聞く。 私はこの番組を特に楽しみにしているわけでは ない。 だが、ごくときたま「これは面白い!」というミュー ジシャンや曲がかかる。 そうした時のために、ながら聞きをしているのだ。 今朝…

弾きまくるピーター・グリーン。

私は、NHK-FM「ウィークエンド・サンシャイン」を聞い ていた。 朝の時間帯なので、いつものようにながら聞きである。 この番組は当たり外れが大きい。 「これは!」というような盤が紹介される日もあれば、 「なんでこんな盤を得意気に放送に載せるのだ?」…

音楽の嗜好と性格に関連はあるのか?

ハフィントンポストで音楽の嗜好とその性格との相関関係について報じられていた。 「7月22日にオンラインジャーナル「PLOS One」で発表されたケンブリッジ大学の研究によると、感情移入しやすい人はR&B/ソウル、アダルト・コンテンポラリー、ソフトロックな…

初期から中期のモーツァルとバロック音楽。

今週のNHK-FMの「古楽の楽しみ」のテーマは「モ ーツァルトが訪れた頃のフランスの音楽」である。 モーツァルトはフランスには7歳の時と22歳の時に 訪れている、 番組では、その当時のフランスの他の作曲家の作 品と、モーツァルトがフランス滞在時に作曲し…

ボサノバのホリディ。

私はネット・ラジオを聞いていた。 女性歌手の歌である。 これはボサノバか。 それも割と最近の音に聞こえる。 ゆったりとした演奏をバックに聞き覚えのある声が 流れていく。 だが、この歌手は、もう随分前に亡くなっている。 それに、ボサノバのような音…

「アニュス・デイ」、バーバー編曲する。

NHK-FM「クラシックカフェ」でサミュエル・バーバー 作曲の「アニュス・デイ」という曲を聴いた。 この曲は広く知られているバーバーの代名詞的な 曲「弦楽のためのアダージョ」を、バーバー自身が混 成4部合唱曲に編曲したものである。 伴奏無しのアカペラ…

スティーリー・ダン、海賊盤を聞いた。

NHK -FM「ウィークエンド・サンシャイン」を聞い ていた。 私はこの時間帯は家事をしながらなので、聞き 落としている部分も多々ある。 一カ所に留まっていないし、掃除機をかけていれ ばその間は聞こえない。 オジサンの家事なので、要領も段取りもかなり…

ミック・ジャガー唱法のオリジナル。その③

ミック・ジャガーが、そのヴォーカル・スタイルにお いて手本にしたのは、ドン・コヴェイというヴォーカリ ストだった。 コヴェイは1938年生まれの米国のソウル・ヴォー カリスト、ソング・ライターである。 1956年にドゥーワップ・グループのザ・レインボウ…

ミック・ジャガー唱法のオリジナル。その①

私には長年の疑問がいくつもある。 それらは、趣味嗜好の領域から常識問題まで様々 である。 先日、それらの疑問のうちのひとつが解明された。 その疑問とは「ローリング・ストーンズのヴォーカリ ストであるミック・ジャガーの歌唱スタイルは、ジャガ ー本…

「思い出フリー・ウェイ」

私はラジオを聞いていた。 洋楽ポップスがかかる番組である。 曲名紹介無しに、その曲は始まった。 聞き覚えのあるイントロだ。 爽やかなギターが曲へと誘う。 おぉ、この曲は。 リトル・リバー・バンドの曲だ。 邦題は何だったかな。 原題は「We Two」だろ…

ジョー・ボナーを知る。

私はネット・ラジオを聞いていた。 チャンネルはジャズ専門局である。 ピアノ・トリオの演奏が流れてきた。 早いパッセージのアドリブソロが次々と繰り出さ れる。 おぉ、なかなか良いな。 緩急のつけ方が巧みでテンポ以上にスピード感 を感じさせる。 誰だ…

演歌な指揮者。

ネットラジオでウィルヘルム・フルトヴェングラー指 揮・北ドイツ放送交響楽団の演奏を聞いた。 曲はブラームスの交響曲第一番である。 私はフルトヴェングラーは好きでも嫌いでもない。 正確には「どっちでも良い指揮者」なのである。 私にとっては「普通の…

「イントロがなが〜〜〜い曲」

NHK-FMの現在放送中の「とことん〇〇」は「イン トロがなが〜〜〜い曲」である。 イントロが50秒以上あれば、ジャンルに関係なく かける、という趣向となっている。 歌が入る曲において、イントロが長い曲はあまり 多くない。 不利な点がいくつもあるからだ…

「吉田秀和が語ったモーツァルト」

NHK-FMでは、夏の特集番組のひとつとして「吉田 秀和が語ったモーツァルト」という番組を4回シリーズ で放送中である。 吉田秀和? 故人である。 亡くなったのは一昨年の5月である。 その吉田が担当していた番組「音楽の楽しみ」は 1971年4月から2012年12月…

バッハとブクステフーデの娘の縁談。

NHK-FMの「あなたの知らない作曲家たち」を聴 いている。 今日はバッハがテーマである バッハとブクステフーデとのエピソードが紹介され た。 20歳のバッハは、4週間の休みを取りブクステフー デに会いに行った。 音楽を教えてもらうためである。 オルガニス…

キャサリン・ラッセルを聞いた。

深夜、目が覚めたのでラジオをつけた。 早く床に就いて眠り、一眠りしてからラジオを聞く、 いつものパターンである。 ちなみに目が覚めなければ、そのまま朝まで眠っ たままである。 やっていたのはNHK-FMの「ジャズ・トゥナイト」だ った。 この日の特集は…

吉田拓郎かと思っていたら。

深夜、目が覚めた。 こう言う時にはラジオをつける。 早く寝て、途中目が覚めたらしばらくラジオを聞く、 というのが私のいつものパターンである。 日本語の曲が流れている。 吉田拓郎か? 否、曲は吉田拓郎でも声が違うな。 歌っているのは誰だろう? 吉田…

大野雄二の「セッション2014」を聴いた。

NHK-FM「セッション2014」を聴いた。 この日の出演は大野雄二トリオである。 大野雄二氏は、ルパン三世をはじめとした映画音 楽・劇音楽の作曲やCMソングの作曲で知られる人 である。(以下敬称略) 近年は、ジャズ・ピアニストとしての活動を中心に 行っ…

ザッパの理解できない嗜好。

私はフランク・ザッパは天才だと思っている。 だが、ザッパのことはあまり知らない。 深く知ろうという気にどうしてもなれない。 表面的に薄く知っているだけである。 これには、理由がある。 それはザッパの作品には品が無いものが多過ぎる からである。 歌…

フランク・ザッパのジャズ、「ブレスド・リリーフ」

ロック史上、天才と呼べるのは誰か? ジョン・レノン、ポール・マッカートニーのビートルズ・ コンビは最初に名前があがるだろう。 私がその次に思い浮かべるのは、フランク・ザッパ である。 実は私はザッパについては、あまり詳しくない。 殆ど知らないと…