深夜、目が覚めた。
私はすぐラジオのスイッチを入れる。
ト」の時間である。
今日は「ロック・クラシック~スティーリー・ダン」
である。
スティーリー・ダンが1977年に発表した名盤「エ
イジャ」の特集である。
流れてきたのは、アルバムタイトル曲の「エイジ
ャ」だった。
何度聴いても良い曲だなぁ。
この曲ではテナーサックスがウェイン・ショーター、
ドラムがスティーブ・ガッドである。
ジャズとフュージョンのその楽器におけるトッププ
レイヤーが参加している。
特にショーターのロックバンドでの演奏は珍しい。
ショーターは、アルバム参加のオファーがあった
際、最初は即答で断ってきたそうだ。
ャズ的傾向は薄かった。
普通のロックバンドであった。
ショーターにしてみれば「ロックバンドにゲスト参加
なんか、してられるか!」というところだったのかもし
れない。
そこをスタジオ関係者が間に入って、ショーターを
何とか口説き落とした。
尚、この間の経緯は、証言者によってかなりニュア
ンスが違っている。
こうして盤に残されたショーターの演奏は、素晴らし
い。
名演である。
深夜2時過ぎに聴くスティーリー・ダンそしてショータ
ーのサックスも良いものである。