不二家憩希のブログ

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シールマンスの「柳よ泣いておくれ」

 今日もトゥーツ・シールマンスのギター演奏を紹介す
る。
 いろいろネットで検索すると、シールマンスのギター
演奏がいくつもヒットする。
 私はシールマンスの大ファンであるが、知らないこと
も多々ある。
 盤についても同様である。
 検索していると「へぇ~、こんな盤があるのか」という
ようなことがよくある。
 今日の一曲は、「柳よ泣いておくれ~ウィロー・ウィー
プ・フォー・ミー」である。
 この演奏も、なかなか良い。
 しみじみとした味わいがある。
 そっと諭すようでもある。
 自分を強く主張することはしない。
 あくまで音楽を前面に打ち出し、自分はその陰に隠
れている。
 リーダー作なのに、サイドマンのような控えめな姿勢
である。
 押し出しが弱い。
 弱すぎる。
 これで良いのか?と思ってしまう。
 ジョージ・シアリング・コンボの時も、同様である。
 当然のことなのか自分を出さない。
 リーダーが指示した範囲内を地道にこなすといった
演奏ばかりである。
 枠から一切はみ出ようとはしない。
 もっと自分をアピールしても良いのでは?と思う。
 だが、シールマンスは、そうはしない。
 シールマンスのギターは、いつも奥ゆかしい。
 それがシールマンスの美点と言えよう。