サッチャル・ジャズ・アンサンブルを聞いて(ほぉ、なか
なか面白いな)と思った。
インド風の楽器編成でジャズを演奏するというのは、
耳新しい。
リズムを複数台のタブラだけでとる。
ドラムスが無いのだ。
普通のジャズのコンボにタブラを追加のパーカッション
として入れたジャズの演奏は、ごく少ないがある。
ロックにもある。
それらのバンドでは、ドラムス+タブラである。
タブラは、あくまで添え物で味付けである。
だが、サッチャル・ジャズ・アンサンブルにおけるリズム
はタブラだけである。
そこにシタールがテーマや即興を演奏する。
シタールがジャズの即興演奏というのは、珍しい。
これは私のツボ直撃である。
アリス・コルトレーンの作品でシタールが入っている曲
があるが、それらは「いかにもインド」というテイストだった。
だが、サッチャル・ジャズ・アンサンブルではインド風に
はせず、欧米風の即興演奏に徹している。
須である。
1曲全部が即興演奏というのも、普通にある。
出すということは、不自然なことではない。
能力的にも十分可能だと思われる。
リニー・ロスネスのアルバムから。
タブラ入り。
「おっ、タブラが入っている!このアルバムはタブラ入りなか?」と
調べてみたがタブラ入りは残念ながらこの一曲のみだった。
全曲タブラ入りだったら私は即決で購入すると思う。
なかなか良いので聴いてみてください。