不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

温泉卵を作る。その③

 私は日をずらし、2つのレシピで温泉卵作りを試みた。
 Aアルミ鍋にお湯を沸騰させ、予め常温に戻した生卵
を入れ蓋をする。そのまま20分放置する。
 Bカップ麺の空き容器に常温に戻した生卵と沸騰した
お湯を入れ蓋をして蓋をして20分放置する。
 AとBとの違いは容器に違いだけである。
 アルミ鍋よりもカップ麺の空き容器の方が、より保温性
が高い。
 これにより出来上がりに違いが出るのでは、と考えた。
 レシピには沸騰したお湯ではなく、”80℃程度に冷まし
た湯を使う”というものもあったが、これは無視した。
 今は夏で気温は高いが、加熱を開始後の温度の降下
は大きく、黄身と白身の凝固に必要なだけの熱量が確保
できないのでは、と考えたからである。
 さて、出来上がりはどうだったか?
 いずれも失敗である。
 温泉卵になっていない。
 白身はドロドロからうっすら固まっている、黄身はほぼ生
のままである。
 皿に盛ると黄身が流れ出してしまう。
 だが、ネット上のレシピには、これで”成功””うまくできま
した”とした報告ばかりが並んでいる。
 えぇ~、こんなの温泉卵ではないよぉ~。
 温泉卵を知らないのかぁ?
 動画サイトにもレシピと調理風景が載っているが、「完成
です」となっている。
 どうやら、黄身が生でも温泉卵として成立していると考え
ている人がかなりいるようだ。
 しかし、それは明らかに間違いである。
 そんなものは温泉卵ではない。

 ~続く~