Aアルミ鍋にお湯を沸騰させ、予め常温に戻した生卵
を入れ蓋をする。そのまま20分放置する。
Bカップ麺の空き容器に常温に戻した生卵と沸騰した
お湯を入れ蓋をして蓋をして20分放置する。
AとBとの違いは容器に違いだけである。
アルミ鍋よりもカップ麺の空き容器の方が、より保温性
が高い。
これにより出来上がりに違いが出るのでは、と考えた。
レシピには沸騰したお湯ではなく、”80℃程度に冷まし
た湯を使う”というものもあったが、これは無視した。
今は夏で気温は高いが、加熱を開始後の温度の降下
は大きく、黄身と白身の凝固に必要なだけの熱量が確保
できないのでは、と考えたからである。
さて、出来上がりはどうだったか?
いずれも失敗である。
温泉卵になっていない。
白身はドロドロからうっすら固まっている、黄身はほぼ生
のままである。
皿に盛ると黄身が流れ出してしまう。
だが、ネット上のレシピには、これで”成功””うまくできま
した”とした報告ばかりが並んでいる。
えぇ~、こんなの温泉卵ではないよぉ~。
温泉卵を知らないのかぁ?
動画サイトにもレシピと調理風景が載っているが、「完成
です」となっている。
どうやら、黄身が生でも温泉卵として成立していると考え
ている人がかなりいるようだ。
しかし、それは明らかに間違いである。
そんなものは温泉卵ではない。
~続く~