温泉卵とは、何だろうか?
ゆで卵よりも、白身も黄身も柔らかい。
その柔らかさは流動性に至る寸前といったところであ
ろう。
箸でギリギリ摘める程度である。
「それなら半熟卵で良いのでは?」という声もあろうか
と思う。
温泉卵と半熟卵とでは、其の栄養の吸収性が異なる
らしい。
生卵ではタンパク質の吸収率は51%しか吸収されな
いそうだ。
加熱することによりタンパク質の吸収率が上がるが、同
時にその他の栄養が減る。
卵白のリゾチームという栄養素は抗菌作用があるのだが、
たったの10分加熱で10パーセントまで減るらしい。
るが、これも失われやすくなります。
卵黄に含まれるルテインやアキサンチンも加熱によって23
パーセント、ビタミンDは最大で4割も失われるそうだ。
では、消化についてはどうだろうか?
生玉子は2時間45分、ゆで卵は2時間45分、半熟玉子と
温泉卵は1時間30分となるそうだ。
ちなみに卵焼きでは3時間15分かかる。
温泉卵が最も栄養が取れて消化にも良い。
以上の理由で温泉卵作りに取り掛かることとなったのである。
~続く~