昨日、当ブログでご紹介した島根県美郷町のイ
ノシシ肉は、正確には”おおち山くじら”と言うそう
だ。
おおちとは、美郷町のある島根県邑智郡(しま
ねけん・おおちぐん)のことである。
邑智はおおち、と読むのか。
知らなかった。
さて、そのおおち山くじらのイノシシ肉を用いた新
たな商品が開発されていることをネットで見つけた。
それは捕獲したイノシシの骨やアキレス腱等を使
った犬用のおやつである。
イノシシ肉の大半は人間の食用として精肉・加工
される。
だが、人間では食べられない骨やアキレス腱など
固い部位の肉等は産業廃棄物として捨てられてきた。
その骨やアキレス腱等を原料にして犬用のおやつ
を作っているのである。
なるほど、その手があったのか!
私は犬やネコといったペットを飼っておらず、そうした
ことには疎いので、思いもつかなかった。
そう言えば愛犬家の方のブログで「今日はご褒美に
ボーンをあげました」と書かれているのを読んだこと
がある。
ボーン=豚の骨のことだ。
その豚をイノシシに置き換えたのである。
それでは、肝心の味はどうなのだろうか。
と言っても、そこは犬に尋ねてみるしかない。
市販の豚の骨とイノシシの骨を犬の前に並べたところ、
迷わずイノシシの骨を選ぶのだそうだ。
ここの美郷町のイノシシの骨は小型犬でも食べやすい
大きさにカットされ、折れた際に破片が尖らないように圧
力処理を施し加熱をしてあるそうだ。
完全な野生のイノシシを捕獲わなで生け捕りにしてい
るので、食材としての安全性は高い。
原料となる捕獲されたイノシシは、性別、部位、捕獲場
所、捕獲者、捕獲日、解体日、重量が明記されており、
産地証明がなされている。
また、加工段階において調味料や保存料などの添加物
は一切使われていない。
そして野生のイノシシのため飼料による汚染もない。
これらの製品の通販サイトは、こちらである。
見るとなかなかなお値段である。
いろいろと手間がかかっているので、これくらいはかか
るのかもしれない。
それでも、このおおち山くじらは高級自然食ともいえる食
材なので、愛犬家の中にはお気に召す方もおられることだ
ろう。
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