米国カリフォルニア州ベーカーズフィールドで幼児が
犬に襲われる事故が起きた。
クルマの横で男の子が子供用自転車に乗って遊ん
でいる。
クルマの陰から犬が男の子に忍び寄る。
犬は男の背後から襲いかかった。
男の子の足に噛みつき自転車ごと引き倒した。
犬は噛みついたまま男の子を引きずり半回転させた。
そこへ助けが現れた。
黒茶の猫である。
猫は猛スピードで走ってきた。
猫はそのまま犬に体当たりをした。
タックル、ぶちかましである。
犬はひるんで、そのまま逃げ出した。
猫は一瞬振り返り男の子の安全を確認した。
そしてすぐに犬を追撃した。
犬は来た方向へ逃げて行った。
猫は深追いすることもなく、戻って行った。
この犬は近所で飼われている飼い犬である。
男の子を助けたのは男の子の家の飼い猫の「タラ」
だった。
猫は自分よりも大きい体格の犬に躊躇なくぶつかっ
ていっている。
瞬時の判断である。
遠くから見ていて、これは危険な状態だと察知し行
動したのだろう。
そのままの状態が続いていれば、男の子の足の肉
は犬に引きちぎられていたかもしれない。
そこへ臆することなく突っ込んでいく。
実際、猫は強い。
犬と喧嘩しても、その差は歴然としている。
相手が自分の体格の2倍以上の犬でも、簡単に勝っ
てしまう。
猛スピードで繰り出される爪での攻撃は強烈なうえ
に避けようがない。
猫は小型のライオンであり虎なのだ。
タラは（男の子が危ない！）と判断し即攻撃を開始
したのだろう。
実に賢い猫である。
そして勇敢な猫である。
お見事である。
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