不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

認知症と記憶の喪失。

 いつもの集いに行った。

 前回の集いに「体調不良で」欠席したNZさんは出席だった。

 「体調はどうですか?」と尋ねると、「えっ?何?」と返ってきた。

 体調が悪かったことを忘れている。

 「えっと、私、休んだっけ?忘れちゃった」

 NZさんは、軽く答えた。

 その日の集いを休んだことも忘れている。

 たった3日前のことである。

 だが、全部忘れている。

 そして、自分が忘れてしまっていることを、少しも気にしていない。

 第三者からしてみたら、大変なことなのに、まるで平気である。

 自分が危うい状態にあることを、微塵も把握していない。

 う~ん、どうなっているのだろう?

 認知症の人には病識がない、とはわかっている。

 だが、それにしても、である。

 彼等の心の中は、どうなっているのだろう?