いつもの集いに行ってきた。
今日はNZさんは出席だった。
NZさんは、体調に波がある。
今日のように出席の日は元気いっぱいで、盛んにお喋りをする。
だがその内容は、最近のことは何も話さず、最新の話題でも10年前である。
体調だけでなく、精神面でも波があるのかもしれない。
NZさんは、基本的に明るい人である。
だが、その思考の素材は、常に過去である。
10年前から80年前のことばかりである。
常に思考のフォーカスが過去に向いている。
これは、知的には大きなマイナスである。
過去ばかり考えている人は、記憶力が確実に衰える。
この記憶力は、一度失われると、取り戻すことは困難である。
また、心の力も弱くなる。
そして、過去志向の人は、いずれ認知症になる。
NZさんもまた、かなりの認知症である。
だが、当人には病識が無い。
悲劇である。
しかし、それも自業自得で自ら招いた結果である。