昨年2023年9月7日に亡くなった作曲家の西村朗さんを追悼する番組での出演者のコメント掲載する。
これは私の備忘録としての記事でもある。
NHK-FMの「現代の音楽」で西村朗さんを追悼する番組には、音楽評論家の白石美雪氏と沼野雄司氏が出演した。
白石美雪「対面すると、とても朗らかで明るい感じを受ける。相手に対して優しいな、いつも笑わそうとなさる」
沼野雄司「すごくフレンドリーな方でしたが非常に礼儀正しい方でもある。僕もだいぶ年下ですが、柔らかい会話はつも交わしてお酒を飲んだりするのですけれども、全く威張るということがないんですよね。全然若い人に対しても上から物を言うことが無かった人ですね」
白石「番組で共演していた頃には)新しい作品の初演の番組でお話をさせていただいたんですけれど譜面を見ながら色々教えてくれるんです。人格者だったという気がしている。」
2023年9月17日放送
西村さんは傑出した才能があり人間的にも高級な人だったことがわかる。
威張り散らしても誰も文句が言えないステイタスを持ちなら、決してそうしたことはしなかった。
ジョークで隠しておられたが、人格者であった。
才能があり、面白くて、人格者と三拍子揃っている。
実に稀有な人だと思う。