深夜、目が覚めたのでラジオをつける。
男性が話している。
聞いたことがある声だ。
この声は作曲家の西村朗氏だ。(以下敬称略)
の「母を語る。~作曲家 西村 朗」とわかった。
聞いていて面白い。
この「母を語る」は著名人が自分の母親について、自
分との関りについてインタビューに答えて話すと言う者
である。
西村は大阪出身だそうだ。
へぇ~、そうなのか。
てっきり、東京出身もしくはその近隣の地域の出身だ
と思っていた。
言葉の調子だとそう聞こえる。
意外だったのは、西村の両親は音楽教育にはまるで
興味がなかったことである。
西村は、中学生の時に「作曲家、クラシックの作曲家
になりたい」と思うようになった。
両親は、そんな息子の志を理解しようとはしなかった。
一人息子がいきなりそんなことを言い出せば、仰天し
反対する、これは普通の成り行きだった。
西村は大いに反発し、衝突を繰り返しながらも説得に
成功した。
ピアノをを購入するのは、その後だった。
そういうことだったのか。
意外だなぁ。
「音楽一家に育ちました」とか言うのかと思っていた。
人の人生、聞いてみないとわからないものだ。