不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

次は入幕。

 22日深夜2時台のNHKラジオ深夜便」は「ロマンチック・
コンサート  クラシックへの誘い:日本人演奏家の作品
から」だった。
 日本人演奏家の中でもピアニストに絞っての特集だっ
た。
 最初は横山幸雄氏のショパンだった。(以下敬称略)
 次は岡田博美だった。
 深夜2時台に岡田博美の演奏が聴けるとは思ってもみ
なかった。
 岡田博美は日本人最高の演奏家の1人である。
 技術、センス共に世界最高峰のピアニストである。
 う~ん、いつ聴いても素晴らしいなぁ。
 涼やかでありながら温かみもある演奏である。
 番組は続いて何人かの若手ピアニストが紹介された。
 悪くはもちろんないけれど、「これは!」と言うものがない
なぁ。
 微妙にひねりすぎな感じがする。
 ずっと聞くのは厳しい感じだ。
 番組最後は辻井伸行だった。
 ほほぅ、これは聞きやすいな。
 曲をいじることなく、王道の演奏である。
 はったりやごまかしが無い演奏である。
 こういう演奏が案外少ないんだよなぁ。
 皆さん個性を出そうと手を加えすぎるのだが、辻井は
それをしていない。
 そのためか聴いていて疲れない。
 辻井は海外でも評価が高い。
 最近も海外に呼ばれて有名指揮者と共演している。
 岡田博美横綱とすると、辻井はまだ十両と言ったと
ころだが、まだ今後がある。
 次は入幕である。
 頑張ってください。