ネットを歩いていたら、ロジャー・ニコルスと接し
たことのある方のツイッターが見つかった。
その方はロスアンゼルス在住の日本人レコー
ディング・エンジニアのスタン片山氏である。(以下敬称略)
「昔、ロジャー・ニコルスと仕事した時、こんなに頭
のいい人がなぜ音楽の録音などしてるのか不思
議に思った。バラで組んだオリジナル・ウェンデル
を半田ごてで力づくで直しながらのミックスだった。
RIP, Roger.You'll be missed 」
スタン片山は多くの有名ミュージシャンの作品を
エンジニアリングしている。
エアロスミス、シカゴ、ロッド・スチュアート、ピンク・
フロイド、ジューダス・プリースト、キッス、カンサス、
メガデス、レッド・ホット・チリペッパーズ、ナタリー・
コール、ドン・グルーシンら多くのトップミュージシャン
を手がけている。
そのスタン片山によると「こんなに頭のいい人がな
ぜ音楽の録音をしているのか不思議に思った」のだ
そうだ。
スタン片山はトップエンジニアであり、それなりの自
負もあることだろう。
にもかかわらず、「なぜ音楽の録音をしているのか
不思議に思った」などと自身を否定するようなことま
で思わせるとは、驚きである。
スタン片山はロジャー・ニコルスの頭脳に圧倒され
てしまったに違いない。
やはりロジャー・ニコルスという人はかなりの知性
の持ち主だったのだろう。
ロジャー・ニコルスは、レコード業界入りする前は
ル原子力発電所の原子炉の開発に取り組んでいた。
これは誰にでも出来ることではない。
めて優秀な頭脳の持ち主だったことは間違いない。
~続く~