不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

害獣とジビエ料理。

 県内のシカ、サル、イノシシによる食害が
年々増加している。
 山から里へ下りてきたこれらの動物が農作
物を食べてしまう。
 県農業経営課のまとめでは、鳥獣による食
害は昨年度金額にして4億円以上になる。
 4億円!
 これだけ食べられてしまうと、農家の精神
的被害も大きい。
 害獣を駆除するのは地元の猟友会が担って
いる。
 獲物は殆どを土に埋めてしまうが一部は食
用に家に持ち帰る。
 シシ肉やシカ肉はおいしいそうだ。
 これらの狩猟で獲た鳥獣肉を使った料理の
ことをジビエ料理というそうだ。
 シカ、イノシシ、カモ、ヤマシギといった
肉が主にフランス料理として使われる。
 そういえば小説などで読むと、シカ肉とか
を主人が猟に行って獲ってきて食べる、とか
いう話はよく読んだりする。
 残念ながら当県内にはジビエ料理を出すレ
ストランは今のところないのだが、隣県のレ
ストランでは既にジビエ料理をメニューに載
せている。
 シカ肉は脂が殆ど無く、鉄分が多くて健康
にも良い。そのシカ肉をテリーヌとして前菜
にする。
 メインディッシュはイノシシの煮込みであ
る。
 骨、すじ肉、内臓を赤ワインで煮込みソー
スにしている。
 フランス料理のシェフによると、当地はこ
うしたジビエ料理の食材の宝庫らしい。
 地元の猟師さんたちとレストランとの関係
がもっと密になれば県内でもジビエ料理が食
べられるようになるかもしれない。
 害獣がフランス料理の食材として使われ、
少しでも高い値で取引されるようになれば良
いと思う。