「これを食べると健康になる」
「これを食べると健康を害する」
世の中にはこのいずれかの情報が日々発信されている。
「食べて健康」は説得力はそれなりにある。
過去からのデータの蓄積があり実績も確認できる。
だが、盲信は禁物である。
一方、「食べると不健康」は、怪しいものが多いように見える。
最近だと「米はダメ」「小麦粉はダメ」等などいろいろ出てくる。
昨日取り上げた「マーガリンはダメ」というのは信じ込んでいる方も多数おられる。
特定の食品を否定し禁じることはセンセーショナルでありそのインパクトは大きい。
新たな健康法を提唱し、一儲けしようと画策している人が多く、怪しさは隠せない。
しかし、多くの「食べると不健康」は非科学的な事例が多いように見える。
「新種の迷信」とも言える。
お米や小麦粉を食べて不健康になるのなら、世界の人口はこんなに増えてはいないだろう。
米消費量が多い日本は長寿国でもある。
それでも新種の「食べると不健康」説が出てくると、それに魅了され支持してしまう人が多数いる。
自分自身を否定されると怒り出すのに、摂取してきた食物を否定されると納得してしまう。
実に面白い。