私は温泉卵を作ろうとしていた。
私は今も温泉卵の作り方を試行錯誤している。
常温が何℃くらいかによって、出来上がりが違ってくる。
今が冬で室温は低い。
加熱器具である鍋の温度の上昇と低下が他の季節とは違う。
上昇は遅く低下は早い。
これを補うために加熱の際の火力や加熱時間を調節する必要があ
る。
私は卵を加熱し終わった。
これで出来上がりのはずだ。
鍋から取り出し室温に戻す。
食事のお前、私は茹で上がった卵をつまみ上げた。
グチャという感覚が手に伝わる。
殻が真っ二つに割れている!
白身と黄身が落下した。
私はそれらを拾い集めて器に盛った。
何故割れた?
私は卵をただ摘んだだけである。
力入れていない。
卵の中には殻が薄いのか弱い割れやすいものがたまにある。
今回は、そういう卵だったのか?
何だかペースを崩された感じだなぁ。
アンラッキーということか。
まぁ、そういうこともあるか。
私は思い直す。
大難が小難で済んだということかもしれない。
私は不運はそう捉えることが習慣となっている。
肝心の温泉卵としての出来はどうだったのか
まぁ、まずまずといったところである。
では、良しとするか。