品物は本である。
翻訳書の中古本である。
原書は普通に流通している。
だが、日本語訳されたものは現在絶版中である。
今後、再版されるかもしれないし、されないかもしれ
ない。
そうなると欲しくなる。
手に入れられるようだったら、手に入れたい。
スタート価格は300円だった。
300円で出品されていると4~500円、高くても600円
くらいで落札できるような気になる。
(否、そんなわけない)と頭では理解しているつもり
ではある。
だが、何故か安く落とせるような気になってしまう。
実に愚かである。
今となればそう思うのだが、その時には本当に安く
落とせそうな気になってしまうのである。
愚かであり面白い。
出品最終日となった。
この時点では501円だった。
終了時刻は遅い。
終わりを見届けるつもりはない。
私は日没後に入札した。
すでに4人の入札者がいる。
これは高くなりそうだ。
だが、どれくらいだろう?
今朝、オークションのページを開いた。
落札価格は3730円である。
あぁ、そんなに上がったのか。
そうだろうなぁ。
欲しい人は欲しい本である。
今回も落札失敗だった。
ここのところ連敗が続くなぁ。
まぁ、そういう時はそういうものである。