大掃除月間の行事として、窓ガラスを拭く。
こう記すと家中の窓ガラス全部を拭くかと思われるか
もしれない。
そうではない。
実際に拭くのはそのうちの8枚だけである。
それらは私が外の風景を眺める際によく見るガラスで、
汚れていたり曇っていると見づらいのだ。
それならいつも拭いているかと言うと、そうではない。
この年に一回の大掃除月間の時だけである。
呆れられるかもしれないが、事実なのだから仕方ない。
そうは言っても内側からは、不定期に拭いている。
よそ様からの見栄えではなく、自分の見通しのためで
ある。
しかし、屋外側から拭くのは年に一回だけである。
私は古新聞を手ごろな大きさに切り、それを水に浸す。
これを使ってガラスを拭いていく。
汚れたら、すぐ捨てていく。
汚れは良く落ちているようだ。
新聞のインクに含まれる微量の油分がガラス拭きに適
しているらしい。
まだ今のうちは晴れの日であれば、寒さもそれほどで
もない。
これがもう少し寒くなったら、すぐにいろいろと言い訳を
思いつき、拭き掃除は中止していることだろう。
幸いにも今年も無事終了することができた。