高倉健氏の訃報は海外でも大きく取り上げられ
ている。(以下敬称略)
ドイツでは「日本のクリント・イーストウッド」とニュ
ースに載った。
「高倉健とクリント・イーストウッドでは、ちょっと違
うだろう」というのが大方の日本人の感じ方だろうが、
要は大ベテランにして最高峰の大スターという
点でそう形容したものと思われる。
特に大きく報じているが中国である。
ある。
中国文化大革命(1966~1976)が終わり日本文
化が少しずつではあるが紹介されるようになった。
この二人の出演作品も中国で紹介され始めた。
人気に火がつくのに時間はかからなかった。
た。
中国紙の新京報は9ページにわたる特集記事を掲
載し「男性は競って高倉さんの服装や寡黙なところを
まねた」と伝えた。
中国のネット上では「中国人の間では、高倉健は日
本以上に人気があるんだよ」とのコメントもあった。
私は高倉健が中国でも大人気であることは70年代
から知ってはいた。
だが、それらは大袈裟に伝えられたものだろうと思
っていた。
マスメディアではよくあることだからである。
しかし、それは間違いだった。
高倉健は本当に中国の英雄だったようだ。