不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

ヒンズー・スクワットを生んだインド格闘技。

 昨日の当ブログでは、ヒンズー・スクワットの日
本への伝来について記した。
 その際にいろいろ調べていたら、ヒンズー・スク
ワットの発祥について行き当たった。
 ヒンズー・スクワットは、やはりインド生まれだった。
 インドにはコシュティという格闘技がある。
 これはインド相撲とも呼ばれる組技主体の格闘
技である。
 道場はヒンズー教の寺院内に併設されているケ
ースが多く、神事との結びつきも大きい。
 練習は屋外で行われていることが多く、大会も観
客収容の関係もあり屋外に試合場が施工される。
 会場の土を耕し、そこに試合場を作る。
 宗教行事に付随するアトラクションのひとつとして
インドでは重要な位置にあるようだ。
 神事との親和性や土を使った試合場など日本
相撲とかなり近いものが感じられる。
 近年ではインド都市部では道場は減ってきたもの
の、インド全土においては今も人気の格闘技で愛好
者は多いそうだ。
 インドの文字通りの土着の格闘技なのである。
 ヒンズー・スクワットは、このコシュティの鍛練方法
の一つである。
 力道山時代に日本にヒンズー・スクワットを伝えた
ダラ・シンも、このコシュティの経験があったものと思
われる。
 このコシュティからは、プロレスラー”インドの狂虎
タイガー・ジェット・シンやアイアン・シークらが出ている。
 ちなみに、プロレスの鍛練道具の一つ”コシティ”は、
このコシュティという格闘技名が、そのまま道具の名
前とし定着したものである。
 コシティについてはプロレスラー小林邦昭氏のブロ
グに記事がある。
 
 この映像はなかなか興味深い。
 プロの選手はいない筈なのに、どう見てもプロの格闘
選手のような体つきの選手が何人もいる。
 インドは隠れた格闘技大国のようだ。
 映像の最後の方には、コシュティの選手の鍛練法が
映っている。
 こんなことするんだ!という驚きの映像である。
 インドおそるべし。