不二家憩希のブログ

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オール巨人「漫才も闘病も全力投球!」その⑧

 オール阪神巨人のコンビ仲は1995年を境に徐々に
好転していった。
 コンビの結成が75年なので、結成から20年間も不
仲だったことになる。
 二人の不仲だったは、業界内では公然の秘密だった。
 この秘密は固く守られてきた。
 不仲があまりにも行き過ぎているので、公にしてしま
うといわゆる「洒落にならん」、収拾がつかない、という
ことなってしまうからだ。
 今でこそ、巨人氏がかつてのコンビ仲の険悪さについ
て話すようになっているが、これは不仲が解消したから
こそである。(以下敬称略)
 「昔はホントに仲が悪かったんですよ~」と明るい態度
で話せるようになったには、この数年のことである。
 それ以前は、オール阪神巨人のいずれかが、自身の
コンビ仲について公に言明することなど、考えもできない
ことだった。
 今ではコンビの両家族で揃って旅行に行くこともあるそ
うだ。
 家族ぐるみのつきあいである。
 かつての不仲を知る人たちは、「こんなに長くコンビが続
くとは思っていなかった」そうだ。
 一触即発の緊張状態のまま20年間も、漫才コンビとして
トップの活躍をしてきた。
 第三者としては不思議な気もする。
 外からは窺い知れぬ関係性が作用していたのであろう。
 それでも不仲は大きなストレスでもあったに違いない。
 関係改善が確認できた巨人は、自身が抱えるもう一つの
懸念に立ち向かうことを決意したのであった。
 
 ~続く~