現在発売中の2014年11月号の雑誌ビッグトウモロ
ー誌にオール阪神巨人のインタビューが載っていたの
で読んでみた。
今までの彼らのキャリアの中で試練があったという。
1980年代初頭に起きた漫才ブームが彼らを苦悩に
陥れた。
思っているそうだ。
阪神巨人と同期かその前後の芸歴のコンビが次々
と東京で人気者となっていった。
ロー・シローらである。
その時阪神巨人は何をしていたのか。
東京へ行ってしまったコンビの穴埋めに劇場を掛け
持ちして回っていた。
一日7回も漫才をした日もあったそうだ。
かつての仲間は東京へ、「自分たちは漫才ブームに
乗れず大阪に置いてきぼりになっている」と感じていた
そうだ。
二人はこの頃が今まで一番苦しく辛い時期だったと言
う。
う~ん、知らなかった。
の中にいた、と思っていた。
彼らもそのブームのさなかに東京収録の全国放送に
何度も出ていたからだ。
乗り遅れ、置いてきぼりとなどとは思いもしなかった。
おそらく日本中の多くの人がそう思っていたに違いない。
ただブームの現場にいた彼らにしてみれば「乗り遅れ」
「置いてきぼり」という感じ方しかできなかったのだろう。
意外である。
聞いてみなければわからない話である。
では、本当に彼らはブームに乗り遅れたのだろうか?
明日は、それについて記してみようと思っている。