1995年のことである。
オール阪神氏はプライベートで問題を抱えていた。
離婚話が持ち上がっていたのである。(以下敬称略)
状況は複雑で入り組んでおり問題が山積していた。
芸能マスコミは「泥沼」と形容した。
写真週刊誌では億単位の慰謝料が噂されていた。
阪神は巨人に苦悩を打ち明けた。
普段いがみ合っている相方に、である。
阪神は、それほど追い込まれていたのだった。
巨人はこれに誠心誠意応じた。
元々巨人は情に厚い、生一本な性格である。
丁寧に話を聞き悩みを分かち合ったであろう。
そして筋の通った後腐れのない方策を示したものと
思われる。
これらのやりとりのなかで、二人は気持ちが通じるよ
うになった。
(なんだ、こいつは良いやつじゃないか!)
二人は内心で、そう思ったのであろう。
この時から二人の仲は、一気に良好な方向に向かっ
ていったのである。
~続く~