昨年結成40周年を迎えた人気漫才コンビ、オール阪
神巨人、このコンビ名にはくすっと笑えるユーモアがある。
それぞれたった一人ずつなのに「オール」という屋号?
がついている。
このセンスは秀逸である。
「1人なのにオール」何か哲学的な深い意味があるよう
にも思えてくる。
このオールが、このコンビ名を古臭くさせずに、いつま
でも新鮮さを保たせている要因の一つであると推定して
いる。
このコンビ名は、テレビ番組「ヤングおー!おー!」内
において、視聴者による公募が行われ、集まった案の中
このコンビ名に不満を抱く者がいた。
漫才師・横山やすしである。
「そんな名前ではいかん。俺がつけてやる!」
それで提案されたのが「競艇 1号2号」だった。
さすがにこれには、二人も抵抗した。
「ほな、横山のなをやる」
横山○○・○○という芸名である。
横山はお笑いの名前としては、魅力である。
では、それで、と思いかけたところで、やすしは名前を発
表した。
「横山モーター・ボート」
えぇ!
師匠、それは、勘弁してください!
結局、「オール阪神巨人」に落ち着いたそうだ。
「競艇 1号2号」
「横山モーター・ボート」
いずれも笑える名前である。
さすが横山やすしである。
横山やすし、今年で没後20年である。