下敬称略)
以前から治療としようと考えてはいたが、なかなか
決断ができなかった。
巨人夫人も同じくC型肝炎のキャリアで、その闘病
と挫折の様子を見て知っていたので尚更だった。
そんな巨人ではあったが、2010年に治療に踏み切
ることとなった。
投薬治療の副作用が出始める。
発熱、立ちくらみ、耳鳴り、声が出にくくなった。
体重も10㌔減った。
それでも漫才師のとしては、いつも通り活動した。
芸を披露していても、辛くて仕方がない。
漫才中にこれは倒れるかも?というような時もあっ
た。
どの方向に倒れようか?と思う。
前に倒れるとお客さんに迷惑がかかる。
阪神君の方に寄り掛かるように倒れようか。
でも、阪神君がひょいと避けたら困るなぁ。
巨人は漫才の最中にそんなことを考えていたそうだ。
これは、大変なことでありちょっと笑えもするが驚き
である。
ネタの最中でも、ネタとは別のことを同時に考えられ
るである。
オール巨人ほどの才人となると、それくらい普通にで
きるのか?
おそるべしである。
~続く~