ではなかったそうだ。(以下敬称略)
番組中では聞き手のアナウンサーが「肝炎の病状
や治療には個人差があります」という旨を何度も繰り
返していた。
肝炎には、症状や治療経過が人によって異なるも
ののようである。
長期の入院をする人もいるであろうし、仕事を続け
ながらの人もいるだろう。
巨人はそれまで通りの舞台や放送収録をこなしな
がら、治療に取り組んだ。
漫才師やタレントは、スケジュールにメリハリがある
職種である。
芸を披露している最中は、最大限の能力を発揮さ
せようと全エネルギーをそこに注ぎ込む。
それが終わると、次の舞台、収録までは時間がある。
ぐったりと座り込むことや横になることもできるかもし
れない。
普通の勤め人だと、こうはいかない。
では巨人はラッキー、楽だったかと言えば、そうとも
言えない。
巨人は唯一無二の存在である。
代わりになる人は、世界中どこにもいない。
何ヶ月も前からスケージュールが決まっており、多く
の人が関わっている。
穴は開けられない。
プレッシャーは大きかったことだろう。
巨人はそれを乗り越えようと必死だった。
~続く~