オール阪神巨人はデビュー以来の不仲で「いつでも
解散してやる!」という気持ちを持っていたそうだ。
不仲とはいえ、腕力をふるえば巨人氏の圧勝である
ことは、わかりきっていた。(以下敬称略)
そのため、手を出すことは一切なかったそうだ。
巨人は身長が184㎝もあり、体も日常的に鍛えている。
リンゴを片手で握りつぶせる握力がある。
これは尋常ではない。
プロレスラー、格闘家といった人でも、これができるの
は極めて稀である。
現役時代の若島津の腕相撲で勝ったこともある。
芸能界屈指の強者として知られている。
では、どうしていたのか。
二人は互いに口で罵ったり、態度で表したりといった喧
嘩をしていた。
これはある意味漫才的である。
日常的にいがみ合っていた。
毎日会って稽古はするが、喧嘩もする。
日々研鑽を積んでいるので漫才の腕はいっそう上がる。
漫才師としての実績は上がる一方である。
だが、不仲は直らない。
直そうともしなかったようだ。
そして、二人の間に決定的なことが起きてしまった。
~続く~