不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

ビートルズは次回作について話し合っていた。

ビートルズは『アビイ・ロード』に続く次なる作品を作ろ

うとしていた? メンバー間の話し合いを収めたテープが発

掘される”という記事を読んだ。

 1969年、ビートルズジョン・レノン、ポール・マッカ

ートニー、ジョージ・ハリソンは自身が経営するレコード

レーべル・アップル本社でアルバム”アビイ・ロード”の次回

作をの制作について話し合いが持たれたという。

これだけでも驚きの新事実である。

 69年当時、ビートルズはメンバー間の不仲、不信等で解

散寸前の状態にあった。

 それでも「解散の前にもう一枚だけアルバムを作って、そ

れで解散しよう」と意思統一をしアルバム”アビイ・ロード

を録音したとされている。

 ”アビイ・ロード”はビートルズの全アルバムでも屈指の出

来栄えとなり、大ヒットした。

 全世界で900万枚のヒットとなった。

 (900万枚か、それほどでもないな)と思わる方もおられ

るかもしれないが、69年当時、世界の音楽界最高のセールス

であった。

 どうして、そこまでの素晴らしいアルバムとなったのか?

 それはメンバー全員が「このアルバムで最後だ」「バンド

の有終の美を飾ろう」という意気込みをもって取り組んだた

ことがアルバムの質を一層高めたとされてきた。

 これは日本だけでなく全世界的な定説だった。

 ビートルズ関連の本には必ずそう記されてきた。

 私もそう思っていた。

 だが、それはファンや第三者が勝手に抱いた思い込みであ

ったようだ。

 私にとってこのニュースはビートルズ関連のものとしては

最大級のもので、ジョン・レノン射殺に次ぐものとなった。

 ビートルズのメンバーは、集まって次回作について話し合

いを行うほどの仲の良さを保っていたということである。

 これまでの定説とはぜんぜん違うじゃないかぁ。

 定説では顔を合わせてもろくに話もしない、コミュニケー

ションもほとんどとらない、とされてきた。

 いがみ合っていたとも言われてきた。

 そんな大変な不仲であったが、”アビイ・ロード”録音のため

にそうした心情を脇において、純粋に音楽のために皆が心合わ

せて作り上げたためにアビイ・ロードは傑作となった、という

のが世界的に定着してきた説だった。

 この録音テープのニュースは、それらを全部覆すものとなった。

 あ~ぁ、知りたくなかったなぁ。

 否、知ってよかったのか?

 ファンとしては複雑な心境である。