不二家憩希のブログ

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ピーター・フォーク 刑事コロンボへの日々 その①

 昨年末から続いてきた追悼記事”ピーター・フォ
ーク氏ご逝去に寄せて”も昨日分で37回になった。
 2月に入ったこともあり、表記の通り改題し続行
することにした。
 1961年3月3日、フォークは"The Law and Mr.
Jones "というテレビドラマに出演している。
 このドラマは、ジョーンズ弁護士が主人公の法律
ドラマで彼のもとに舞い込む依頼を、秘書と調査員
の3人で解決していくというものである。
 ドラマで手がけられる内容は、不正行為、横領、
税、契約といった問題で、この手のドラマにありがち
な殺人や暴力行為は一切描かれなかった。
 フォークが出演したのは”コールド・ターキー”とい
う回でシドニー・ヤーモンという男の役だった。
 配役序列は2番目で、ゲスト主役だった。
 話の筋は以下の通りである。
 ジャズクラリネット奏者・エディ・シムズが麻薬所
持の容疑で摘発された。
 シムズの楽器ケースから麻薬が発見されたのだ。
 だが、ジョーンズはこれに疑いを持つ。
 麻薬発見までの過程が出来すぎているのだ。
 シムズは何者かによりはめられ麻薬が仕込まれ
たのではないか?
 ジョーンズは調査に乗り出したのだった・・・。
 フォークは、この出演により、61年度のエミー賞
優秀助演男優賞にノミネートされた。
 この賞にノミネートされたのは、他にロディ・マクド
ウォールとチャールズ・ブロンソンだった。
 受賞したのはマクドウォールでフォークは惜しくも
逸したが、エミー賞アカデミー賞と同じくノミネート
されただけでも大変な栄誉とされている。
 エミー賞の場合、テレビで活躍する多くの俳優の
中から、各賞3人ずつしか候補にならないのだ。
 これでフォークはアカデミー賞に続いてエミー賞
もノミネートされた
 フォークも一流俳優として認められたのである。
 
 ~続く~