不二家憩希のブログ

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ロバート・ロッジア氏、ご逝去

  12月4日、米国の俳優ロバート・ロッジア氏がご逝去さ
れた。(以下敬称略)
 ロサンゼルスの自宅で療養中に休止されたそうだ。
 85歳だった。
 この人の名前は、日本ではロッジアもしくはロジアと表
記されている。
 訃報でもロッジアが一件、ロジアが2件だった。
 日本では、訃報はたった3件のみということである。
 ここ日本での認知度は、その程度か。
 編集デスクがそう判断したのであろう。
 だが、ロッジアのことを重要な俳優と見なしている人は、
日本にも少なくはないと思う。
  私は、ロッジアのファンである。
 と言ってロッジアの出演作品を、くまなく見てきた訳でもな
く、完全な知識があるわけでもない。
 ロッジアは、映画にもテレビドラマにも多数出演している。
 それらのほとんどは大ヒット作となっている。
 私はそれらの作品を漏れなくチェックしているわけではない。
 それでも気持ちの上では大ファンといえるであろう熱さは
持っていると思う。
 私にとってはロッジアと言えば、「FBI特別捜査官」である。
 ロッジアは、この作品で主役を務めた。
 FBIの定年間近の捜査官ニック・マンクーゾを好演した。
 「FBI特別捜査官」は、もともとは長時間テレビ映画「大統領
を作る男たち」からのスピンオフ作品である。
 「大統領を作る男たち」もとても優れた作品であるが、そこ
に登場するマンクーゾ捜査官を主役にして作られた、「FBI特
別捜査官」も大変面白い作品となった。
 FBIの捜査が軸となる作品のため、国家規模の大型犯罪が
テーマとなる。
 それらの犯罪をリアルに描きつつも、痛快な展開と結末に
魅了された。
 俳優陣の演技も秀逸だった。
 この作品は、エミー賞にノミネートされた。
 私にとって「FBI特別捜査官」は、「刑事コロンボ」と並ぶ好
きな作品となった。
 ロッジアは、最近の5年間はアルツハイマー病に苦しんでい
たそうだ。
 今年のレッドカーペットにも姿を現し、健在な様子を撮影さ
れている一方で厳しい状況にあったのだ
 それでも、作品出演のオファーは絶えなかった。
 未公開映画作品が2本も待機しているそうだ。
 最晩年まで人気俳優として活躍されたロバート・ロッジアの
冥福を祈りたいと思う。
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