この冬は、いまのところ暖冬である。
12月に入ってから、当地では気温が平年値を下
回った日が一日も無い。
平年並みか、平年よりも2~3℃高い、のどちらか
である。
これだけだと、(言うほど暖冬でもないのでは?)
と思われるかもしれない。
ごもっともである。
だが、暖冬である。
と言うのには、理由がある。
寒波の南下が今のところゼロなのだ。
例年だと、12月に入ると大陸からの寒波がやって
くる。
一つの寒波が来ると、そのため2~3日は低温の
日が続く。
「真冬並み」「冬本番の冷え込み」という状況になる。
寒波が去った後も、平年値に戻るには丸一日ほ
どはかかる。
その間3~4日は、寒い日が続くということになる。
いつもの冬は、そういう様子である。
冬イコール寒波襲来なのである。
11月までは暖かかったのに、12月1日になると同時
に寒波が来た年がある。
いきなり、真冬並みの寒さとなったのだ。
(12月になったからといっていきなりか!)とぼやい
た記憶がある。
では、この暖冬はいつまで続くのか?
天気予報では、12月中旬までは、寒波の南下は無
い、とのことだ。
ただし、その先は現時点ではわからない、としている。
寒波によって冬は決まる。
私としては、このまま暖冬でもかまわない。
暖冬のまま、冬が終わってほしいと思っている。
勝手な、そして切なる願望である。