不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

伯父の干し柿。

 伯父からの冬の詰め合わせには、他にも自家製の
品が入っていた。
 干し柿である。
 こちらもどっさりとある。
 厚手のビニール袋に入っている。
 ざっと見ても30個以上はありそうだ。
 そこにはメモが添えられていた。
 「自家製・庭の柿」
 伯父の家の庭にある柿の木になった柿を、干し柿
したのである。
 これはかなり高い割合の自家製ということになる。
 加工途中でカビなどの劣化を防ぐためにアルコール
を使用したであろうから、その何らかのアルコールは
よそで購入入手したであろう。
 それ以外の食材は、自前で調達している。
 干し柿づくりは、シンプルな作業である。
 普通の人がやってできないことはない。
 だが、きれいな仕上がりを望むとなると困難は多い。
 意外にカビが生えるのだ。
 逆にカビを生やさないように対処すれば、干し柿作り
はうまくいくともいえる。
 それでも、親戚とは言え人に進呈できる品質のもの
を作ることは、それなりに難しい。
 伯父は、そうしたポイントをクリアし、進物用といえる
干し柿を作り上げる。
 基本的にこまめな人なのだ。
 「これくらいのことはなんでもない」といいったところ
なのだろう。
 私と同じ血が流れているとは、とても思えない。
 これでしばらく干し柿を味わえる。
 うれしいことこの上もない。


 我が家の朝顔は、昨日は3個と一個変形、本日は5個
咲いている。