不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

米届く。

  夜、ゆうパックが届いた。
 伯父から年末の贈り物である。
 かの地の地元産品の段ボール箱である。
 今年もなかなか重い。
 この伯父の詰め合わせは、オリジナリティがある。
 メーカー製の進物セットを送ってくることは、ない。
 一般にはそういうケースが多いと思われる。
 だが、この伯父に関してはそれはない。
 今まで一度も無い。
 自分で選んだものを詰め合わせにする。
 その多くが自分で栽培したもの、加工したものであ
る。
 今年も、その中心アイテムは、米である。
 伯父は現役時代から米づくりをしてきた。
 専業農家ではない。
 半農人だったのだ。
 本業とは別に米まで作る。
 私のような人間には、とてもまねができない。
 どちらか片方だけでも精一杯である。
 掛け持ちができるということは、体力があるというこ
とでもあろう。 
 実際、伯父はとても丈夫な人である。
 兄弟や子供達があきれるほど体力がある。
 伯父の米は私にとっては特別である。
 質も高いが、それだけではない。
 その米を育てた人を知っているということは、大きな
意味があるのだ。
 栽培者の顔がわかる農産物を食べることは、大変な
贅沢なことだと思っている。
 少しの間、そんな贅沢ができる。
 うれしいことである。