いつもお邪魔しているブログで”東京キューバ
ン・ボーイズ”が紹介されていた。
東京キューバン・ボーイズか。
私は長い間、このバンドのことを”東京吸盤ボ
ーイズ”だと思い込んでいた。
バンド名には、ちょっと面白いというかふざけた
ネーミングのものがある。
クレイジー・キャッツとかドリフターズとか、もっ
と古いところだとあきれたボーイズというのもある。
私はこの手のネーミングなのだと思っていた。
「タコの吸盤のようにファンの心を吸い付けて放し
ません!」というような意味が込められているの
だろうな、と思っていた。
(なるほど、それで吸盤ボーイズか)と自分で設
定し納得していたのだ。
正しくは、”Tokyo Cuban Boys”である。
「東京のキューバの少年たち」という意味になる。
う意味だったのだ。
するビッグバンドで、そのためその中心地のひと
つであるキューバをバンド名に入れたのだと思わ
れる。
だが、これが誤解をもたらした。
東京キューバン・ボーイズである。
”東京”の次にすぐに”キューバ(の)”ときている。
世界的な大都市名の後に国名を形容する言葉
が続くとは思いもよらなかったのだ。
(へぇ~、そんな勘違いをしていたのか、子供なら
仕方がないな)と思われることだろう。
だが、私は成人後もかなり長い間そう思い込ん
でいたのだ。
キューバン・ボーイズの正しい意味を知ったのは、
30歳過ぎだったと思う。
どうして、それまで気がつかなかったというと、
私自身がラテン音楽に疎かったことと、それを指
摘してくれる人もういなかったからだと思われる。
私はいろいろと勘違いをしている。
これは気がついたから良かったものの、未だに
誤解している事項も多々あると思われる。
人生とは己の無知との戦いである。