アニメーション”ルパン三世”が次回作よりレギュ
ラー声優陣が一部交代するとの発表があった。
あぁ～、とうとう、その日がやって来たか。
私は内心覚悟はしていた。
ここ数年、何人かの出演者の声の状態が思わし
くなかったからだ。
銭形警部役の納谷悟朗さんは数年前に命に関
わる大病をされてから、声に迫力が失われてしま
った。
近年の収録の際には、マイクの前に立てなかっ
たそうだ。
こうした収録は立って行うのが通例なのだが、体
力が衰えてしまい、それすらままならかった。
ルパン三世は銭形警部が怒鳴り散らしながらル
パンを追いかけるというのが、お約束のパターンな
のだが、近年ではその声が息切れしているように
感じられるようになってきていた。
そうなると、観ているファンとしては、声優としての
納谷さんが心配になってきてしまう。
納谷さん、大丈夫かな、と思ってしまい、観てい
ても作品に集中できなくなってしまうのだ。
峰不二子役のさんの声も、ここ数年は衰えてきて
しまっていた。
峰不二子の推定年齢である20代から30歳前後の
声ではないな、と思われる場面が幾つもあった
特に高音が殆ど出なくなってしまっていた。
増山さんは、そこを裏声で補正することで何とか
乗り切っていたが、それにも限界があった。
は張りがなくなってきていた。
これは、この方たちの年齢を考えれば仕方ないか
な、と思う。
井上真樹夫さんは70歳なのだ。
これはキャラクターの設定年齢を明らかに超過し
ているといわざるを得ない。
寂しいことではあるが、今回の担当声優の交代は
時の流れとして捉えるしかあるまい。
納谷さん、増山さん、井上さん、ご苦労さまでした。
今まで大いに楽しませて頂きました。
ありがとうございました。
