昨日の当ブログのコメント欄に「当地(我が
家から半径2㎞)は被害は殆どゼロだったようだ」
と記した。
だが、後でよく検証してみたところ、それらは誤
りだったことがわかった。
半径1㎞では、特に被害は無かったようだが、
2㎞となるとそうではなかった。
田畑が冠水した町があったのだ。
当地では温室栽培が盛んで、その温室にも
被害は及んだようだ。
ほんの2㎞しか離れていないのに、そんなこ
とが起きていたとは知らなかった。
台風なので、暴風域に入った所は一様に同
じ被害が出るかと思っていたのだが、そうでは
ないようだ。
特に近年では、台風の最中であってもゲリラ
豪雨のようにピンポイントで大雨が降るという現
象が起きている。
今回は当市でも市を流れる河川の水位が警
戒水位を超え避難準備情報が出た。
こんなことは、初めてだ。
少なくともここ40年くらいは無かったことだ。
隣の市では一部決壊し避難指示まで出された。
当市ではそれほどの雨量は無かったにもかか
わらず、である。
では、何故そのようなことになったのか。
それは、川の上流の市では記録的な豪雨が降
ったからだ。
その雨量は何と400㎜を超えたそうだ。
400㎜である。
大きな災害が起きても不思議ではない雨量である。
それだけの雨が当然川にも降り、それが下流の
当市や隣の市にも流れてきたのだ。
こうなってしまうと、私たちはどうしようもない。
上流の市に文句を言うわけにもいかない。
川が決壊した隣の市では、農業被害も出た。
せっかく植えたばかりのイチゴの苗が濁流に流さ
れてしまったそうだ。
被害に遭われた皆が「こんなことは初めてだ」と語
っている。
当地では被害はありませんでした、と記したが、そ
うではなかった。
我が家からほんの2㎞離れた町では大変なことに
なっていたのだ。
それにしても、上流で降る雨のことまで考えが及
ばなかった。
なお、400㎜降った市では、停電が数時間続いた
程度で、特に大きな被害は無かったそうだ。
そこは水はけが良い地域なのだ。