市の農家の被害総額が10億円を超えた。
数年前の台風直撃の際の2億5千万円の4倍である。
2億5千万円でかなりの金額だが、今回は10億円である。
風や雨の強さと被害額が、ほぼ比例している。
24号台風は本当に酷かった。
特に風が酷かった。
ビニールハウスは飛ばされガラスの温室は破損した。
当地は促成栽培が盛んで、こうした施設がたくさんある。
それらを暴風が壊していった。
果物は落果した。
まさに収穫直前だった。
何か対策はできなかったのか?と問われるかもしれない。
できる限りの対策をした上で、これだけの被害が出たのだ。
台風襲来前、農家の方は「祈っています」と語っていた。
あぁ、自然は厳しい。
優しい顔ばかりではない。
「台風銀座」と自嘲的に語られ、周辺からもそう呼ばれて
いる当地ではある。
ある程度は覚悟は出来ている。
覚悟というか諦めである。
それでも結果が出ると、やはり辛いものがある。
何とかならないものか?