不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

意外なところでチャック・イスラエル。

 もう先週のことになるが、NHK-FMで昼の11
時から深夜まで1日中ビートルズのカバー曲ば
かりをかけるという企画が放送されていた。
 ビートルズは、その全曲が他のミュージシャン
によってカバーされている。
 これはポップス系のミュージシャンとしては唯
一の存在だそうだ。
 ビートルズの曲は、その殆どが名曲と呼べる
水準にあり、そのアレンジも素晴らしい。
 その中でも特に知られた曲である”イン・マイ・
ライフ”をカバーした演奏が素晴らしかった。
 ミュージシャンはジュディ・コリンズだった。
 彼女は1961年から活動を始めたフォーク系
のシンガーで自身でも多くのヒット曲を持っている。
 コリンズのバージョンはなかなか素晴らしい。
 そう思ってYouTubeで探してみた。
 すると彼女が1966年に、この曲”イン・マイ・ラ
イフ”をスタジオ・ライブで演奏した映像が見つかった。
 1966年といえば、ビートルズがこの曲のオリジ
ナルを発表した直後である。
 演奏の前にメンバーが紹介されている。
 ギターのエリック・ワイズバーグは元々はバンジ
ョー奏者で、ここではギターで参加している。
 ベースは、チャック・イスラエルだ。
 チャック・イスラエルだとぉ?!
 何でこんなところにいるんだ?
 彼はあのビル・エバンス・トリオで知られる名手だ。
 チャック・イスラエルをこんな場面で見つけるとは
思いも寄らなかった。
 彼はジャズ以外にも、こういう活動をしていたのか。
 知らなかった。
 しかし、残念ながらベースの音は殆ど聞こえない。
 それでも、何だか昔の知り合いに出会ったような
気持ちになった。