昨日は、中学校のリサイクル資源回収の日だ
った。
自宅前のわかる場所に朝８時までに出してお
いてくれ、と回覧板で知らされていた。
それを担当者が回収に来るのだ。
この日の回収品は、古紙類とぼろ布などであ
る。
私は古紙を出すことにした。
だが、この日は朝から曇り空で、いつでも降り
出しそうな様子だ。
雨が降ると回収は中止ということになっている。
回収したリサイクル品を集積する学校のグラン
ドが濡れてしまうからなのだそうだ。
何より紙類に水はよろしくない。
溶けたり、ふやけたりする。
嵩を圧縮するのが古紙リサイクルの鉄則であり、
雨は大敵なのだ。
私は空模様を見てみる。
いずれは降りそうだが、すぐには降りそうもない。
出しておくべきか、引っ込めるべきか。
回覧板での告知では、１１時までに回収が無け
れば、その日は中止とのことだ。
ということは、遅くとも１１時までには取りに来る
ということである。
私は雨が気になって仕方がない。
降り出したら回収は即中止なのだ。
とりあえず、朝８時の時点では降っていない。
となると回収決行である。
それでもいつ降ってくるかわからない。
私は用事を済ませながら、外をちらちら見る。
あぁ気が気ではない。
９時になった。
回収はまだ来ない。
早く取りに来てくれないかなぁ。
やきもきしているうちに１０時を過ぎた。
空は真っ暗だ。
これは、降るかなぁ。
ラジオを聴いているが、あまり集中して聴けない。
すると、遠くから歩いてくる中学生らしき子供た
ちの声が聞こえてきた。
おぉようやく来たか。
私は外を見る。
だが、置いてあった古紙類は既に無かった。
あれ？いつの間に？
どうやら、PTAがクルマで回収に来たようだ。
何だ、気を揉んで損したな。
私は、それからすぐにドラッグストアに出かけた。
降り始める前に買い物を済ませておきたかった
のだ。
私が自転車で２０㍍ほど走ったところで小雨が降
り出した。
おぉ～やはり降ってきたか。
雨はその後、小雨のまま午後まで降り続いた。
集めた古紙類はどうするのだろうか？
渡り廊下にでも置くのだろうか。
