本日は小学校の資源リサイクル回収の日である。
これは1週間前の土曜日に行われる予定であった
が、雨天順延されたのである。
今日は早朝から晴天である。
これなら予定通り行われるだろう。
私は昨日纏めておいた古紙と空き缶を家の前の通
りに出した。
それから少し経って、通りから賑やかな声が聞こえ
てきた。
見ると、お母さんが3人、子供が4人ほどでリサイクル
品を集めている。
時刻9時、回収開始である。
また今回もわが家が回収のスタート地点となってい
るようだ。
集めた品をクルマに積み込んでいく。
「これは、どうする~?」
「とりあえず、持って行って!」
小学生とお母さんたちが連携をとって集めて回る。
このあたりの回収が終わったのだろう、お母さんがク
ルマに乗り込む。
次の地点へ移動だろう。
だが、子供たちはクルマには乗らず、駆け出した。
クルマはゆっくりと発車し、子供がそれを追って走って
行く。
おぉ、乗らないのか!
元気があってよろしい!
この時、気温は5℃台である。
寒そうな様子は少しもない。
あぁ、子供は風の子なんだなぁ。
子供が元気があるということは、良いなぁ。
そして、私は縮こまって自分の用事に取りかかった。