今日は資源ゴミ回収の日である。
空模様を見る。
曇っている。
天気予報では「昼過ぎには雨が降り始めるでしょう」とのことだ。
雨天には資源ゴミは出さない、というのが暗黙の了解である。
特に紙関係の資源ゴミは、搬出を控えるというのが常識である。
今回私が出したいのは、ダンボールである。
空を見上げる。
まだ数時間は大丈夫だと思うけどなぁ。
迷うなぁ。
常識があるまともな人なら今日は出さないよなぁ。
考えた末、私はそのダンボールを出すことにした。
搬出場に持って歩いて行く。
少し気が引ける。
搬出場に着いた。
あぁ、やっぱり。
今日はダンボールや紙類の搬出が極端に少ない。
ビン・カン類は普通に出ている。
濡れても支障はないからだ。
だが、紙類は殆ど無い。
小さなひと縛り出ているだけである。
私はその上に持ってきたダンボールを置いていく。
出してしまった以上降ってほしくないなぁ。
それから数時間後の11時過ぎ、回収のトラックが走って来た。
降っていない。
あぁ、良かった。
後ろ指を指されずに済んだ。
その後、雨はどうなったのか?
午後3時現在の今でも降っていない。
降りそうな気配だけはあるが、降っていない。
あぁ、気を揉んで損した(笑)
精神エネルギーの浪費であった。