不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

出てこない掃除機のコード。その④

 私は掃除機を何とか修理しようと奮闘したが
何ともならなかった。
 直すあてがあったわけではない。
 だが、こんな私でも以前掃除機を自力で直し
たことがあったので、ひょっとしたら今回も?と
甘く考えてしまったのだ。
 さて、どうするか。
 まずは、メーカーに電話してみる。
 すると、こちらでは何とも言えませんので、お
買い上げのお店か最寄りの取扱店に持って行
ってください、とのことだった。
 私は修理代金が大体いくら位かかるのか、
尋ねた。
 あまりかかるようだったら、修理をするのも躊
躇われる。
 しかし、この電話ではお答えできません、との
ことだった。
 大雑把にいくら位ですか?と聞いても答えてく
れない。
 どうやら、応答マニュアルに載っていないよう
だった。
 目安くらい教えてくれても、とも思ったが、諦め
た。
 さて、どうしようか。
 この掃除機を買った店は既に閉店してしまっ
ている。
 そこで最寄りの家電量販店に持って行って修
理の見積もりをしてもらうことにした。
 レジ袋に入れて家を出た。
 ホースは外してきたが、やはり重い。
 7月初旬ではあるが、すでに真夏の日差しであ
る。
 ヤ○ダデンキの修理カウンターで担当者に話を
する。
「それでは、手数料が2000円になります」
 2000円!
 見積もりだけで2000円もかかるのか。
 話によると、リール部分を総取り替えになるので、
最低でも5000円以上にはなるだろう、とのことだ
った。
 2000円+5000円~=7000円~!
 うひゃぁ、そんなにかかるのか。
 もう少しで購入価格になる金額ではないか。
 この掃除機は一万円を割っていたのだ。
 それだけかかるのなら、出直します。
 私は再び掃除機を持って店を出た。
 夏の土曜の昼過ぎは暑かった。
 
 ~続く~