一昨日、私はご近所のＴＥさんのお宅に行った。
私は月一回はＴＥさんに会う用事がある。
用事が済み私はこう言った。
「本年もいろいろとお世話になりました。来年も
よろしくお願いいたします。ＴＥさんも、どうぞよい
お年をお迎えください」
これは年末の挨拶の決まり文句を並べたもの
で、特別深い意味はない。
と言っても私は口先だけで言ったわけでもなく、
物腰は丁寧だった。
この挨拶を受けてＴＥさんはこう返してきた。
「どうも、ありがとう」
えぇ～？！何それ？
普通は、こうした挨拶をされた場合には「○○さ
んもよいお年を」と返すのが常識というものではな
いのだろうか。
私は「どうもありがとう」の言葉の後に何か付け
加えてくるかと思って待っていたが、何も続かなか
った。
うわァ～、噂には聞いていたがＴＥさんって、こう
いう人なのか。
ＴＥさんは自分が尊い人だ、一般の人とは違う人
だと思っているフシがあるというのだ。
「よい年をお迎えください」に「ありがとう」を返して
くるとは、あんたは天皇陛下か！
それとも宮様か！
こうした言葉を返して許されるのは、日本では
皇室の方々だけだと思う。
人の内面は、ちょっとしたことで表に出てしまう。
私も人ごとではない。
気をつけていこうと思っている。
