この自販機専業のお米屋さんではポイントを
発行している。
ポイントが貯まると景品に交換できる。
だがそのポイントはスタンプなどをカードに押
して貯めるような形ではない。
自販機なのでそれは出来ない。
磁気カードかというと、それでもない。
この店ではお米を買うとお米がレジ袋に入っ
ていて、その中に領収書と案内チラシが入って
いる。
その領収書の端にポイント券が印刷されてい
るのだ。
不正防止のためか、ポイント券には店主の印
鑑が手押しで押してある。
それをお客が切り取り、集めるのだ。
を台紙として貼り付ける。
そして、その台紙を自販機横に備え付けのポス
トに投函する。
すると後日、お米屋さんから景品が送られてくる、
というシステムになっている。
これまた、アナログである。
その景品は図書カードか全国百貨店共通商品
券となっている。
これは使い勝手の良い景品である。
それに何か物品を贈るとなると送料がかかって
しまうが、図書カード等ならその経費も抑えられる。
お客に喜ばれ、店も経費を節約できる。
ここのお米屋さんは、なかなか合理的なのだ。
～続く～
